2019.02.22
「何?この硬さ!」初めて「素煎りそら豆」を召し上がられたお客様はそうおっしゃるかもしれません。
素煎りそら豆は創業時より続く商品で、じっくりとかみしめると「記憶の底にある味」が呼び起こされるとも聞いています。
ご年配のお客様でしたら、「海水浴の時、袋にいれた煎りそら豆を腰につけて泳ぎ、水でふやけてやわらかくなったものをおやつに食べた」という記憶を持つ方があるからかもしれません。
弊社の製造現場で行っているのは、軽く水をかけたあとは焙煎のみ。完全な素煎りなので、フライ油の味も塩味もありません。そら豆が本来持つ旨味を堪能することができます。
少々硬いのですが、遠い記憶と共に、できればこれからも伝統の味を守り続けていきたいと考えています。
画像は昔の店舗を描いたもので、右側では炭火の上で煎り網に豆を入れて煎っているのがわかります。煎っているのが大豆なのか、そら豆なのかまではわかりませんが、この絵に描かれた当時からアリマでは煎り豆を作っていました。