ピーナッツ(落花生)レシピ10選!作り方をジャンル別に紹介
一度食べたらポリポリ止まらなくなるピーナッツはおつまみの定番として人気です。 ピーナッツには豊富な栄養素が含まれており、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを下げるなどさまざまな効果があります。 おつまみとして食べるだけでなく、普段の食生活にも適量を取り入れることで健康維持に役立ちます。 そこで今回は、ピーナッツを活用したレシピをメイン料理やサラダ、お菓子などのジャンル別にご紹介します。
ピーナッツレシピ①メイン料理編
豊かな風味とコクがあるピーナッツは、メイン料理にもぴったりの食材です。低GI食品なのでダイエット中でも罪悪感少なく食べることができますよ。
豚肉のピーナッツ炒め
ビタミンB1が豊富に含まれる豚肉には、疲労回復や倦怠感を緩和させる効果があります。ヘトヘトになるほど疲れたときには、ピーナッツと豚肉をパパっと炒めたメイン料理で癒されましょう。
【材料】
- 長ネギ 1/2本
- ピーマン 1/2個
- しょうが 1かけ
- 豚こま切れ肉 200g
- 料理酒 大さじ1
- オイスターソース 大さじ1
- しょうゆ 小さじ1
- ごま油 適量
- ピーナッツ 30g
- 塩コショウ 適量
【作り方】
- 長ネギは小口切りに、ピーマンは細くスライスします。しょうがは細かく刻みます。
- 豚こま切れ肉は食べやすい大きさにカットして袋に入れ、分量外の料理酒と片栗粉を小さじ1ずつ、そして塩コショウを少々いれてもみこみます。
- 料理酒、オイスターソース、しょうゆは合わせておきます。
- フライパンにごま油をひいて温め、ピーナッツをカリッとするまで弱火で炒めます。焦げないように頻繁にかき混ぜましょう。炒めたら、別の容器に移しておきます。
- フライパンに再度ごま油をひき、②の豚肉をほぐしながら中火で炒めます。色が変わってきたら、①の長ネギとピーマン、しょうがも加えます。
- 火を弱めて、③の合わせ調味料を加えます。全体になじんだらピーナッツも加えて軽く炒めます。塩コショウで味を整えて、器に盛り付けたら完成です。
ピーナッツ衣の鶏唐揚げ
鶏唐揚はおいしいけれど、いつも同じだとマンネリしてきちゃいますよね。そこでおすすめなのが、衣にピーナッツを使うこと!ピーナッツの香ばしさとアジアン風味な味付けで、特別感のある唐揚げに仕上がります。
【材料】
- 鶏もも肉 1枚
- 揚げ油 適量
- スイートチリソース お好みで (下味)
- にんにく 1かけら
- しょうが 1かけら
- レモングラス 5本
- ナンプラー 大さじ1
- しょうゆ 大さじ1
- 塩こしょう 適量
- 唐辛子(輪切り) お好みで (衣)
- ピーナッツ 50g
- 卵 1個
- 片栗粉 大さじ4
【作り方】
- にんにくと生姜はみじん切りにします。レモングラスは外の皮を向いて、中身をみじん切りにします。ピーナッツは細かく刻みます。
- 鶏もも肉はフォークで何箇所か刺して、一口大にカットします。にんにく、生姜、レモングラスをすべて合わせて、鶏もも肉と一緒に揉み込んでおきます。
- 1時間程寝かせたら、鶏もも肉を取り出して衣をつけていきます。まずは溶き卵にくぐらせ、①の刻みピーナッツ、片栗粉の順で全体にまぶします。
- 中温に温めた油で③を揚げます。少し色が薄い状態で一旦取り出して、きつね色になるまで二度揚げすると、中までしっかり火が通ってさっくりと仕上がります。
- お好みでスイートチリソースをかけて、完成です。
ピーナッツレシピ②サラダ・おかず編
いつものサラダやおかずにもピーナッツを加えると、食感がアクセントになって野菜がもっと美味しく食べられます。「何かもう1品…」というときに、パパっと作れて便利なレシピを紹介します。
ピーナッツと鶏肉のハニーマスタードサラダ
淡白な味の鶏肉のサラダには、まろやかなハニーマスタードと風味豊かなピーナッツが相性抜群。もりもり野菜を食べられます。
【材料】
- レタス 1/2玉
- 鶏むね肉 1枚
- 砂糖 小さじ1
- 塩 小さじ1
- 料理酒 大さじ1
- ピーナッツ 30g
- マヨネーズ 大さじ1
- 粗挽き黒こしょう 少々 (ドレッシング)
- オリーブオイル 大さじ2
- 酢 大さじ1
- 粒マスタード 大さじ1
- はちみつ 大さじ1
- レモン汁 小さじ1
【作り方】
- レタスは1口大にちぎります。
- 鶏むね肉は皮と余分な脂を取り除いてフォークで数箇所穴をあけ、砂糖と塩をよく揉み込みます。
- 耐熱皿に②の鶏むね肉と料理酒を入れ、ふんわりラップをして600Wのレンジで約7分加熱します。粗熱がとれたら、手でほぐします。
- ピーナッツは二重にした袋に入れて、めん棒で叩いて荒く砕きます。
- ボウルに②の鶏むね肉と④のピーナッツ、マヨネーズ、粗挽き黒こしょうを入れ、混ぜ合わせます。
- 別のボウルにドレッシングの材料をよく混ぜ合わせます。
- 器にレタスを盛り、鶏むね肉をまんべんなく散らし、⑤のドレッシングをかけて完成です。
ほうれん草と人参のピーナッツ和え
鉄分たっぷりのほうれん草は、貧血気味の女性にはぴったりの食材です。ピーナッツと合わせれば、コクが出てもっと美味しく食べられます。また美味しいだけでなく、ピーナッツのたんぱく質がほうれん草に含まれる鉄分の吸収を助けてくれる点も嬉しいポイントです。
【材料】
- ほうれん草 1束
- にんじん 1/2本
- ピーナッツ 20g
- すりごま 大さじ1 (調味料)
- しょうゆ 小さじ2
- みりん 小さじ1
- 砂糖 小さじ1
- 顆粒だし ひとつまみ
- 塩 ひとつまみ
【作り方】
- ほうれん草は根本を少し切り取ります。
- 鍋でお湯を沸騰させ、塩をひとつまみいれます。①のほうれん草の葉の部分を手で持って、茎の部分だけを約30秒茹でます。その後全体をお湯に入れて、また30秒茹でます。
- ②を氷水に入れて冷ましたら、しっかり絞って水気を切り、4等分に切ります。
- にんじんは細く薄切りにして、軽く茹でます。時短するなら、レンジで3分ほど温めて柔らかくする方法もあります。
- ピーナッツは二重にした袋に入れて、めん棒で叩いて細かく砕きます。フードプロセッサーで刻んでもOKです。
- ボウルに③のほうれん草、④のにんじん、⑤のピーナッツ、すりごま、調味料をすべて混ぜ合わせます。器に盛り付けて完成です。
ピーナッツレシピ③お菓子・スイーツ編
ピーナッツをお菓子レシピに加えると、なんだか昔懐かしいほっこりする味わいを楽しむことができます。毎日のおやつや手土産にぴったりなスイーツレシピを紹介します。
ピーナッツの生ミルクキャラメル
とろ〜り柔らかキャラメルに、ピーナッツの香ばしい歯ごたえがアクセントになる少し贅沢なスイーツが意外と簡単に作れます。バターは無塩でも良いですが、有塩バターだと塩気が効いてより風味が際立ちます。
【材料】
- ピーナッツ 20g
- 牛乳 200cc
- 砂糖 150g
- はちみつ 大さじ1
- 有塩バター 20g
【作り方】
- ピーナッツは荒く刻みます。
- フライパンに牛乳、砂糖、はちみつ、バターを入れて、中火で加熱します。混ぜると砂糖が結晶化してしまい上手くいかないので、少し鍋をゆすりながら砂糖を溶かしましょう。テフロン加工などのくっつきにくいフライパンがおすすめです。
- ②がフツフツしてきたら、木べらでかき混ぜながら煮詰めます。ゴムベラは溶けてしまうので、使用しないようにしましょう。
- ③が薄く色づいてきたら①のピーナッツを加え、さらに煮詰めます。焦げ茶色になったら火を止めて、クッキングシートを敷いたバットに流し入れます。
- ④を冷蔵庫でよく冷やし固めます。早く冷やしたいときは、冷凍庫に入れると1時間ほどで冷えます。
- 包丁で⑤をお好みの大きさにカットして完成です。お湯で包丁を温めながら切ると、割れずにきれいに切れます。
ピーナッツのスノーボール
サクサクほろほろのスノーボールにピーナッツを加えると、いくつでも食べたくなる素朴な味わいのお菓子になります。バターではなくサラダ油を使用するのであっさりヘルシーな仕上がりになり、ダイエット中でも罪悪感少なく食べられるのが嬉しいポイントです。
【材料】
- ピーナッツ 20g
- 薄力粉 150g
- アーモンドプードル 30g
- 砂糖 50g
- サラダ油 60g
- バニラオイル 3滴
- 粉砂糖(仕上げ用) 大さじ3
【作り方】
- ピーナッツを荒く刻みます。
- ボウルに薄力粉とアーモンドプードルを加え、泡立て器でくるくる混ぜてダマをなくします。砂糖を加えてさらに混ぜ、全体になじませます。
- ②にくぼみをつくり、そこにサラダ油とバニラオイルを流し入れます。
- ゴムベラで切るようにして③を混ぜます。
- ポロポロと塊ができて粉っぽさがなくなったら、①のピーナッツを加えて全体に混ぜます。
- 直径1.5~2cmほどの大きさに⑤を丸めて、クッキングシートを敷いた天板に間を空けて並べます。
- 170度に予熱したオーブンで15分ほど焼きます。
- うっすらきつね色に色づいたらオーブンから出し、粗熱をとります。焼き立ては柔らかく形が崩れやすいので、なるべく触れないようにしましょう。
- 冷めたら仕上げ用の粉砂糖を全体にまぶし、完成です。
ピーナッツレシピ④おつまみ編
そのまま食べてもおいしいおつまみになるピーナッツですが、少し手を加えるとどんどんお酒がすすむ絶品おつまみに変身します。人を招いて晩酌するときにササッと出せたら、喜ばれること間違いなしのメニューです。
酢ピーナッツ
血圧上昇を抑えて生活習慣病を予防する効果のあるピーナッツは、酢と合わせることで吸収がよくなり、より効果が高まります。「酢ピーナッツ」は、まるでピクルスのような味わいで、おつまみにはもちろん、血圧が上がる朝に食べると健康効果が高まります。
【材料】
- ピーナッツ(薄皮付き) 200g
- 酢 600g
- はちみつ お好みで
【作り方】
- 広口の瓶などにピーナッツを入れます。
- ピーナッツ全体が浸かるくらいまで、①に酢を注ぎます。酢の酸味が苦手な方は、お好みではちみつを加えると酸味が和らぎ食べやすくなります。
- 冷蔵庫に入れて、丸1日おけば完成です。5日~1週間おくと味が落ち着いて、よりおいしく食べられます。1ヶ月を目安に食べ切りましょう。
【参考】ピーナッツで血圧が下がるって本当?理由や効果的な食べ方まとめ
ピーナッツのスパイシー炒め
定番の塩味のついたピーナッツも素朴で良いけれど、たまにはスパイシー味なんていかがでしょう。簡単にできて、ピリッとお酒のすすむおつまみです。
【材料】
- イタリアンパセリ 適量
- ガーリックパウダー 小さじ1/2
- パプリカパウダー 小さじ1/4
- チリパウダー 小さじ1/4
- クミンパウダー 小さじ1/4
- オリーブオイル 小さじ2
- ピーナッツ 60g
- 塩 適量
- 粗挽きブラックペッパー ふたつまみ
【作り方】
- パセリはみじん切りにし、ガーリックパウダー、パプリカパウダー、チリパウダー、クミンパウダーと混ぜ合わせます。辛いものが苦手な方はチリパウダーを控えめにして調整しましょう。
- フライパンにオリーブオイルをひき、中火でピーナッツを炒めます。
- ほんのり色がついたら火を止め、①のスパイスを全体に絡めます。塩とブラックペッパーで味を調整して完成です。
ピーナッツレシピ⑤料理のお供編
コクがあって風味の良いピーナッツは、料理のお供にもなります。いつもの料理に添えて、楽しみながら健康を目指しましょう。
ピーナッツバター
「市販のピーナッツバターしか食べたことがない」という方も多いのではないでしょうか。実は、ピーナッツバターは自宅で簡単に手作りできます。しかも、手作りのピーナッツバターは市販のものよりも風味が豊かで、好みの甘さに調整できます。
パンやスコーンなどに塗ったりドレッシングとして活用したりと、使い方はたくさん。糖分控えめなレシピで長期保存には向かないので、なるべく早めに使い切るようにしましょう。
【材料】
- ピーナッツ 300g
- 砂糖 大さじ3
- 塩 小さじ1/2
【作り方】
- ピーナッツはフライパンで軽く炒めます。
- フードプロセッサーに①を入れ、少しずつ攪拌します。油分が多いので、撹拌するうちにペースト状になります。※フードプロセッサーによっては硬いナッツは砕けないものもあるため、説明書を確認してください。
- 砂糖と塩を加え、さらに撹拌します。なめらかになったら、タッパーなどに移して完成です。
ピーナッツ味噌
味噌の風味とポリポリ食感で、ご飯がすすむピーナッツ味噌は、給食で食べたことのある方も多いのではないでしょうか。そんな昔懐かしいピーナッツ味噌も、自宅で簡単に作れます。常備しておけば、朝ごはんや弁当のおかずとして活躍すること間違いなしです。
【材料】
- 砂糖 30g
- はちみつ 30g
- みりん 大さじ1
- 味噌 70g
- サラダ油 大さじ1
- ピーナッツ 160g
- 白ごま 大さじ1
【作り方】
- 砂糖、はちみつ、みりん、味噌は混ぜ合わせておきます。
- フライパンにサラダ油をしき、ピーナッツを炒めます。焦げないように弱火でじっくり、木べらでかき混ぜながら10分ほど炒めましょう。
- 火を止めて、30秒ほどフライパンを冷まします。②に①で合わせておいた調味料を加え、全体に絡めます。
- 再び火をつけて、砂糖とはちみつが溶けるまでごく弱火で全体を温めます。
- 火を止めて白ごまを加え、全体的に混ざったら完成です。
まとめ
今回はピーナッツを活用したメイン料理やサラダ、お菓子などのレシピをジャンル別に紹介しました。そのままおつまみとして食べるイメージの強いピーナッツですが、いろいろなレシピに使えることがお分かりいただけたかと思います。積極的に日々の食生活に取り入れて、健康的な毎日を送りましょう。