デーツレシピ9選!ナツメヤシの実を使った献立メニューをジャンル別に紹介
ダイエットや美容に効果的で、女性の強い味方になってくれるスーパーフード「デーツ」。 まったりとコクのある甘さでそのまま食べてもおいしいですが、いつも同じ食べ方だと飽きてしまいますよね。 そこで今回は、デーツを使った献立メニューをジャンル別にご紹介します。 さまざまなメニューにアレンジして、デーツを毎日の食生活に取り入れましょう。
デーツ(ナツメヤシの実)とは?
デーツとは、ヤシ科の高木「ナツメヤシ」の実のことです。主にエジプトやサウジアラビアなど中近東の砂漠やアメリカなどで栽培され、日常食として取り入れられています。過酷な条件でも育つ生命力の強さから、「生命の木」とも呼ばれます。
デーツは一粒にたくさんの栄養価が含まれているスーパーフード。砂漠を旅するキャラバンは、ラクダの乳とデーツだけで何日もの間旅ができたと言われています。食物繊維やカリウム、鉄分が豊富で、便秘の解消やむくみ改善などに役立ちます。エネルギー補給にはもちろん、健康維持や美容、ダイエットにも効果バツグンな食材です。
デーツの味や食感
日本ではドライフルーツとして販売されることが多いデーツ。見た目は茶色くシワシワで、地味に見えるかもしれません。しかし食べてみると、自然の甘みがギュッと凝縮されており、黒糖や干し柿のようなコクのある甘味が口の中に広がります。他のドライフルーツに比べると甘味が強く、昔は砂糖やはちみつの代わりとして使われていたこともあったほどです。
その独特なとろみや甘みを活かして、お好み焼きに欠かせない「オタフクソース」の原料としても使われています。そんなデーツですが、いろいろな品種が存在する中でも「デーツの王様」と称されるマジョール種は、大粒で果肉が分厚い品種です。上品な甘味で、まるで羊羹のようにねっとりとした食感を楽しむことができます。なお、arimaでもこちらのマジョール種を採用しています。
デーツレシピ①メイン料理編
デーツの黒糖のような甘さは料理にコクを加えることができるため、おやつとして食べられるだけでなく、メイン料理にも活用できる食材です。ここでは、デーツを使ったメイン料理のレシピをご紹介します。
デーツのドライカレー
デーツの甘みは、スパイスと相性バツグン。ドライカレーに加えると旨味がアップして、本格的な味わいになります。 冷凍保存も可能なので、多めに作って常備しておけば忙しい日の夜ご飯にぴったりです。
- 【材料】
- 玉ねぎ 1個
- ピーマン 2個
- にんじん 1/2本
- デーツ 5粒
- 豚ひき肉 200g
- グリーンピース 20g
- トマトジュース(無塩) 190g
- 砂糖 小さじ1
- 塩 小さじ1/2
- カレー粉 大さじ2
- サラダ油 大さじ2
- こしょう 少々
- ご飯 適量
- 【作り方】
- 玉ねぎ、ピーマン、にんじんはみじん切りにします。デーツも細かく刻んでおきます。豚ひき肉には、分量外の塩を少々もみこみます。
- フライパンを熱し、玉ねぎを中火で飴色になるまでよく炒めます。あまり動かさないように、じっくり炒めましょう。
- ピーマンとにんじんを加えて、さらに炒めます。火が通ったら、豚ひき肉を加えてポロポロするまで炒めます。
- グリーンピース、トマトジュース、刻んだデーツ、砂糖、塩、カレー粉を加えて、ふたをして弱火で煮込みます。汁気が少し残るくらいまで煮込んだら火を止めます。
- サラダ油を加えてよく混ぜて、塩とこしょうで味を整えます。
- お皿にご飯と一緒に盛り付けたら完成です。
デーツと手羽先の甘辛煮
ほんのり甘い和食の定番、煮物にもデーツがぴったりです。しょうがや醤油と一緒に煮込んで甘辛く味付けしたら、ご飯がすすむおかずになります。
- 【材料】
- 卵 2個
- しょうが 3かけ
- とり手羽先 8本
- デーツ 2個
- 醤油 大さじ2
- みりん 小さじ2
- 酒 大さじ1
- サラダ油 適量
- 【作り方】
- 卵は水から7~8分茹でて、半熟ゆで卵にします。
- しょうがは皮付きのまま、めん棒で叩いて粗く割ります。手羽先は骨に沿って切り込みを入れます。デーツは細かく刻みます。
- 醤油、みりん、酒、②のデーツを混ぜて、合わせ調味料にします。
- フライパンにサラダ油を熱して、手羽先を皮目から入れます。しょうがを加えて、表面にほんのり焦げ目がつくまで焼きます。
- 合わせ調味料を加え、全体に絡めます。水を60ml加えて、ふたをして弱火で約10分煮込みます。
- ゆで卵を加えて、煮汁をかけながらさらに1~2分煮込みます。
- 器に盛り付けて、お好みでおろししょうがを添えたら完成です。
デーツレシピ②サラダ・おかず編
「なんだか食卓が物足りない」なんてときは、デーツを使ったサラダやおかずでボリュームアップするのはいかがでしょうか。デーツの自然な甘みは、野菜にも合わせやすくサラダにぴったりです。
かぼちゃとデーツの煮物
- 【材料】
- かぼちゃ 1/4個
- デーツ 3個
- はちみつ 大さじ1
- 醤油 大さじ1
- 水 200cc
- 【作り方】
- かぼちゃは種と綿を取り除いて皮をむき、一口大にカットします。デーツは細かく刻みます。
- 鍋に②のデーツ、はちみつ、醤油、水を入れて、中火で熱します。
- 沸騰したら、かぼちゃを加えてキッチンペーパーで落し蓋をします。
- 煮汁をスプーンで全体にかけながら、約15分煮込みます。
- 竹串がスーッと通る柔らかさになったら火を止めて、しばらくそのまま粗熱を取ります。
- 粗熱が取れて味がしっかり馴染んだら、器に盛り付けて完成です。
デーツとにんじんのラペ
簡単にできるのにおしゃれに見える、にんじんのラペ。ワンプレートの献立に添えるだけで、お家で気軽にカフェ気分を味わえます。お弁当や常備菜として作り置きしておくと便利です。味をよく染み込ませるためには、にんじんをなるべく細く切るのがポイントです。
- 【材料】
- にんじん 2本
- デーツ 1個
- 酢 大さじ4
- オリーブオイル 大さじ2
- 塩 少々
- こしょう 少々
- 【作り方】
- にんじんは皮をむいてスライスします。包丁で細くするのが面倒な方は、ピーラーで皮を剥くようにスライスするのがおすすめです。
- デーツは細かく刻んで、にんじんと合わせます。
- 酢、オリーブオイルを加えて、よく混ぜ合わせます。
- 塩、こしょうで味を調整したら完成です。
デーツレシピ③おかし・スイーツ編
上品でコクのあるデーツの甘みを活かして、贅沢な気持ちに浸れるスイーツを作りましょう。自然な甘みなので、ダイエット中でも罪悪感少なく楽しめるのも嬉しいポイントですね。
デーツとオートミールのバナナクッキー
ねっとりとした食感のデーツは、ザクザク食感のオートミールクッキーのトッピングにぴったりです。デーツもオートミールも食物繊維が豊富な食材なので、便秘の解消にはもってこいのおやつが完成します。
- 【材料】
- バナナ 1本
- デーツ 3個
- オートミール 100g
- 薄力粉 30g
- きび砂糖 10g
- サラダ油 大さじ1
- 豆乳 大さじ1
- 【作り方】
- オーブンを160度に予熱しておきます。バナナはフォークで潰し、デーツは粗く刻んでおきます。
- オートミールと薄力粉、きび砂糖をボウルに入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせます。
- 真ん中にくぼみを作り、サラダ油と豆乳を加えます。くるくると中央から円を描くようにして、泡立て器で混ぜます。
- ②のバナナとデーツを加えて、混ぜ合わせます。
- 天板にオーブンシートを敷いて、スプーンで生地をのせていきます。
- 水をつけた指やスプーンで、表面を軽くならしていきます。
- 160度のオーブンで約30分焼いて、粗熱が取れたら完成です。
デーツとナッツのパウンドケーキ
定番のパウンドケーキも、デーツを加えることでしっとりと上品な甘さのお菓子になります。普段のおやつはもちろん、ちょっと特別な日の手土産にもおすすめ。混ぜるだけなので、簡単に作れる点もポイントのスイーツです。
- 【材料】
- お好みのナッツ 30g
- デーツ 4個
- ラム酒 大さじ2
- バター 100g
- 卵 2個
- 薄力粉 100g
- ベーキングパウダー 5g
- グラニュー糖 70g
- 【作り方】
- オーブンを170度に予熱します。ナッツは軽くローストして粗く刻みます。デーツも粗く刻んで、ナッツとともにラム酒に付けておきます。
- バターと卵は室温に戻し、薄力粉とベーキングパウダーは合わせて2回ふるっておきます。
- バターをクリーム状になるまで木べらで練り、グラニュー糖を加えてすり混ぜます。
- 卵をといて、少しずつ加えてその都度泡立て器で混ぜます。
- 薄力粉とベーキングパウダーを一気に加えて、ゴムベラで切るように混ぜます。粉っぽさがなくなって生地にツヤが出るまで混ぜましょう。
- ①のデーツとナッツを加えて、混ぜ合わせます。
- ベーキングシートを敷いた18cmのパウンドケーキ型に生地を流します。両端が高くなるように、ゴムベラかカードでならしましょう。
- 170度に予熱したオーブンで、約35分焼きます。中央できれいに割れるようにするためには、10分ほど経ったところで一旦取り出して、ペティナイフで切り込みを入れましょう。
- 竹串を刺しても何も付いてこなければ、ケーキクーラーの上で冷まします。
- 粗熱が取れたら完成です。ラップでくるんで乾燥を防止し、食べる直前に切り分けましょう。
デーツレシピ④おつまみ編
「甘みの強いデーツは、お酒には合わないのでは?」と諦めるのはもったいないです!合わせる食材次第では、お酒がどんどん進むおつまみに変身します。
生ハムとデーツのピンチョス
生ハムとチーズの最強コンビに、デーツを加えて甘みとコクをプラスすることで、ワインに合うおつまみが完成します。レモンやはちみつをかけるなど、お好みでアレンジも楽しんでみてください。
- デーツ 16個
- クリームチーズ 100g
- 生ハム 16枚
- 塩こしょう 少々
- 【作り方】
- デーツは半分に切ります。クリームチーズはスライスします。
- 生ハムを広げて、その上にデーツ、チーズ、デーツの順で並べます。
- 生ハムをくるくる巻いて、つまようじで止めます。
- お好みで塩コショウをふりかけたら完成です。
デーツとチーズのブルスケッタ
デーツをトッピングしたブルスケッタは、パーティーにぴったりなおしゃれなおつまみ。カリッと香ばしく焼いたバケットとねっとり甘いデーツは、大人のおつまみとしてはもちろん、子どもにも喜ばれる一品です。
- 【材料】
- デーツ 2個
- バゲット 4切れ
- バター 適量
- ゴルゴンゾーラチーズ 30g
- はちみつ お好みで
- 【作り方】
- デーツは薄くスライスします。
- バゲットにバターを塗り、ゴルゴンゾーラチーズと①のデーツを乗せてトーストします。
- チーズが溶け出したら取り出し、お好みではちみつをかけたら完成です。
デーツレシピ⑤料理のお供編
料理そのものに使うだけでなく、調味料としてデーツを常備しておくのもおすすめです。たくさん作っておけば、日々の食生活にいつでも気軽にデーツを取り入れられます。
デーツジャム
甘みの強いデーツは、ジャムに向いたフルーツと言えるでしょう。パンに塗ったりヨーグルトにトッピングしたり、朝食の楽しみのひとつになること間違いなし!お菓子や煮込み料理にも使えます。砂糖を加えずデーツ本来の甘味を活かしたジャムなので、冷蔵保存で1週間を目安に使い切るようにしましょう。
- 【材料】
- デーツ 400g
- 水 400ml
- レモン汁 大さじ1
- 【作り方】
- デーツは半分に切って、種とヘタを取り除きます。
- 鍋に①のデーツと水、レモン汁を入れて中火で加熱します。アクが出たら、こまめにすくい取りましょう。
- とろみがついてきたら弱火にして、木べらで実を潰しながらさらに煮込みます。
- 水分がなくなってきたら、木べらですくって冷水に落としてみます。手で丸められるくらいの固さになったら、火を止めて粗熱を取り、煮沸した瓶などに移し替えて完成です。
デーツペースト
お菓子ではなくお料理にたくさん使いたいなら、デーツペーストがおすすめ。野菜スープやカレー、パスタソースなどさまざまな料理に旨味をプラスできます。お好みでバニラエッセンスやレモン汁などを加えても、また違った風味を楽しめます。
- 【材料】
- デーツ 200g
- 水 200ml
- 【作り方】
- デーツは半分に切って、種とへたを取り除きます。
- 水と①のデーツを混ぜ合わせ、ミキサーで滑らかになるまで混ぜます。
- ペースト状になったら、タッパーや瓶などに移して完成です。冷蔵庫で保存し、1週間を目安に早めに使い切りましょう。
まとめ
今回は、デーツを使った献立メニューをジャンル別にご紹介しました。 甘みの強いデーツですが、使い方次第でメイン料理やサラダ、おつまみなどさまざまなアレンジができます。日々の食生活に取り入れることで、健康やダイエットに嬉しい効果をもたらしてくれるはずです。
自然の恵みであるデーツをぜひ取り入れてみてくださいね。
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