アーモンドの種類と違いをまとめてみた!品種ごとの特徴とおすすめ商品は?
おつまみやヘルシーな間食として人気があるアーモンドですが、種類によって味や特徴が異なります。
この記事では、アーモンドの種類や効果、またおすすめのアーモンド商品を紹介します。
これからアーモンドを購入される方は品種の違いや特徴を理解してから購入してみてくださいね。
アーモンドの種類(品種)
世界中に存在するアーモンドは、品種が100種類を超えると言われています。
食用の商品としての観点から、品種によって『スイートアーモンド』と『ビターアーモンド』の2つに大別されます。
スイートアーモンド
食用として栽培されている品種で、食べて美味しいと感じるアーモンドの総称が『スイートアーモンド』です。
ノンパレル種やビュート種など多種多様な品種が存在し、商品価値を高めるために現在でも研究開発が進められています。
食用アーモンドの産地は、アメリカのカリフォルニアが大きな割合を占めています。
下のグラフは、2018年の農林水産物輸出入統計のスイートアーモンドの輸入シェア率です。
【参考】農林水産物輸出入統計 2018年2月 – eStat
アーモンドはイランとその周辺が原産地です。
地中海性気候が生育に適しており、カリフォルニア中部の夏は暑くて乾燥し、冬は冷涼で雨が多くアーモンドの栽培にピッタリです。栽培期間中は日中の寒暖差が大きく、冬季の降雨・雪が灌漑用の水源となります。
カリフォルニアではアーモンドの大規模農場があり、安定した供給が見込めることから日本では多く使用されています。
ビターアーモンド
野生種に近いビターアーモンドは、食品としてよりも、アーモンドの成分が必要な薬やオイルなどの原料としてしばしば活用されます。
そのうち苦味成分は青梅にも含まれるアミグダリンという青酸化合物であるため、輸入が規制されています。
医療目的では抗ガン治療に用いられることもあるようですが、サプリメントとしての使用は副作用の問題があり、避けた方がいいようです。アミグダリンはビタミンB17と呼ばれることもありますが、ビタミン作用は否定されています。
【参考】[アミグダリン(ビタミンB17) - 医療法人再生未来](https://www.saisei-mirai.or.jp/ipt/)
日本の消費者がビターアーモンドを目にする機会は殆どなく、主に企業間の取引だけで完結していることが特徴です。
医薬やオイルなどの原料としては、アーモンドの一部の成分のみを必要としているため、味や形状を変えるための品種改良などはあまり行われていません。
尚、イタリアでは伝統菓子のアマレッティにビターアーモンドが使用されるとの話もあります。
日本ではビターアーモンドが入手できないため、アマレッティを作る場合はリキュールのアマレットやビターアーモンドエッセンスが使われます。
スイートアーモンドの代表的な品種
日本で食されているアーモンドのほとんどがアメリカ産です。
その中でも消費者の好みと生産量の兼ね合いから下記の5つが主なアーモンドの品種として輸入されています。
- ノンパレル種
- ビュート種
- モントレー種
- カーメル種
- マルコナ種
それぞれ詳しく解説します。
ノンパレル種
カリフォルニアで栽培されている代表的な品種がノンパレル種で、生産量の40%を占めています。
殻が薄く実の表面が滑らかで、加工の際も割れにくいため、綺麗な外観とクセのない味で日本では親しまれています。日本の店舗で最も流通しているアーモンドの種類もこの品種です。
お菓子メーカーがアーモンドチョコレートの生産で採用している品種でもあり、安定した品質と生産量によって世界のアーモンド需要を支えています。
一般的なサイズは25/27(1オンス(28.35g)当たり25~27粒)で、当社では大粒の23/25を使用しています。
ビュート種
ビュート種は、ノンパレル種の半分ぐらいの大きさで、小粒の品種です。
小粒のチョコレートによく使用されている品種で、需要の増加から生産量が増えています。
小粒ながらもノンパレル種より濃厚な味で、後味が長く残るという特徴から、比較的好き嫌いが出やすい品種であると言えます。
モントレー種
細長い大きな形が特徴のモントレー種は、固い殻を持つ大粒の品種です。
風味の強さと粒の形状にばらつきがあるという特徴から、基本的に加工用としてアーモンドスライス、アーモンドプードルやアーモンドペーストに用いられることが多いです。料理の食材としては刻んだ後に使われています。
カーメル種
カーメル種は、ノンパレル種に近似している品種です。
味はノンパレル種よりも癖があるものの、はっきりした風味で人気を博しています。
ノンパレル種の特徴である安定した形状を引き継いでおり、おやつ感覚で食べることができます。
扱っている農家も多く存在しますが、日本では上記の3品種に比べると流通が少ないようです。
番外編 マルコナ種
丸く平たいマルコナ種は、ヨーロッパの焼き菓子でよく使われている品種で、高級アーモンドの位置づけで販売されています。
癖がないノンパレル種とは反対に、数あるアーモンドの中でもご馳走と呼べるほど力強く豊かな味わいがあります。
有名なスペイン産は、他の品種にはない美味しさで日本でも製菓用原料として使用されることが多いようです。
おすすめのアーモンド3選
世の中で販売されているアーモンドは、生アーモンドと加工されたものに分けられます。
生アーモンドには、他の食材と一緒にミキサーにかけるなどの色々な用途があり、調理で用いられます。過去にはサルモネラ菌汚染事故があり、改善されて現在は安全性が確保されているものの、生アーモンドを加工せずにそのまま食べることはあまりおすすめできません。
そのため、開封後にすぐ美味しく食べるなら、加熱処理済みのアーモンドが便利です。
ここでは、おすすめ3商品とその特徴を紹介します。
食塩無添加アーモンド
食塩無添加ローストの(素焼き)アーモンドは、工場において素焼き済みであるため面倒な手間がなく手軽に食べることができます。1粒だけでも、鉄分などの日常生活で不足しがちな栄養素を摂取することが可能です。
arimaの『食塩無添加アーモンド』は、1袋80g(65粒程度)という数日で食べるのに最適な量で、子どものおやつから晩酌のおつまみとして人気のある商品です。化学調味料を使っておらず、健康の維持にも役立ちます。
未開封であれば製造日から180日の賞味期限であるため、キッチンの棚や職場の引き出しなどに常備しておくと小腹が空いた時にサッと食べることができますね、
無塩アーモンドなので、ハチミツをかけるなど自分で好きな味付けをして味わうこともできます。
使用されているアーモンドの品種はノンパレル種です。
油で揚げないハイクオリティアーモンド
シンプルな素焼きアーモンドより味付きがほしい方にオススメの商品がこちら。
arimaの『油で揚げないハイクオリティアーモンド』は、アメリカ産のアーモンドが、厳選された赤穂の焼塩で味付けされている1袋です。深い味わいの赤穂の焼塩はどの年代にも支持されているブランド塩であり、アーモンドとの相性は抜群で、風味を引き立てています。
国内の自社工場で加工されており、添加物を使わずに仕上げているため、安心して食べることができます。
使用されているアーモンドの品種はノンパレル種です。
殻付きアーモンド
贅沢な外観と独自の味わいがある殻付きアーモンドは、自分で殻を剥いた際の香りを楽しむことができます。殻付きで見栄えするという理由から、お茶菓子として添えている方も多いです。
ウィスキーなどのゆっくり味わいたいお酒のおつまみとして人気があります。
毎年、ボジョレーヌーボーの時期に、その年収穫された新物が販売されます。
arimaの『殻付きアーモンド』は、お酒と一緒に嗜むのにちょうど良い1箱12袋入りです。1袋140g
殻付きのまま味付けと焙煎を行うことでマイルドな味わいに仕上げられています。
使用されているアーモンドの品種はこちらもノンパレル種です。なお、arimaのアーモンドが記載がない限り、ノンパレル種を使用しております。
まとめ
日本で購入できるアーモンドの種類は、食用のスイートアーモンドだけでも多くの品種が存在することがお分かりいただけたでしょうか。豊富な栄養素を含み手軽に食べられるアーモンドは、健康のために定期的に食べることをおすすめします。
お腹が空いた時の間食やダイエット中の間食としてもおすすめです。日本人に不足しがちな食物繊維などを補うこともでき、健康にも役立ちますよ。
ぜひ日々の食生活にアーモンドを取り入れ、健康や美容を維持してみてください。