アーモンドは優れた栄養食品!成分ごとに期待できる健康効果とは?

以前は、脂質が多くカロリーも高めだというイメージから、敬遠されることも多かったアーモンド。
実は、栄養価に優れたスーパーフードとして、今注目の的になっている食材です。
気になる脂質もからだには必要不可欠な成分です。食べ過ぎに注意しながら適切に摂取することで、健康や美容にもうれしい効果が期待できます。
今回は、アーモンドに含まれる栄養とそれぞれの効果、吸収率をアップさせる方法について解説します。
アーモンドに含まれる栄養素
アーモンドには様々な健康効果が期待できる栄養素が含まれています。脂質 | 54.1g |
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食物繊維 | 11.0g |
ビタミンE | 29.8mg |
ビタミンB2 | 1.04mg |
カルシウム | 260mg |
カリウム | 740mg |
マグネシウム | 310mg |
鉄 | 3.7mg |
タンパク質 | 10.3g |
水分 | 1.8g |
エネルギー | 608kcal |
不飽和脂肪酸(オレイン酸・リノール酸)
アーモンド全体の栄養成分のうち、約50%は脂質。1粒のアーモンド約10〜12gでおよそ6〜7kcalと、カロリーは少し高めですが、アーモンドに含まれる脂質の多くはオレイン酸やリノール酸です。これらは植物油や魚にも多く含まれる不飽和脂肪酸で、体内で作り出すことができないため、積極的な摂取が必要な栄養素です。ビタミンE
すぐれた抗酸化力を発揮することで知られるビタミンEには、アンチエイジング効果があります。 アーモンドには100gあたり29.8mgのビタミンEが含まれ、ビタミンEの含有量が多い食品の中でもトップクラスの数値です。 酸化は老化の原因ともいわれ、紫外線や空気、熱などの刺激に反応して体内に発生する「活性酸素」が大きく関与しています。活性酸素は、植物性油脂に多く含まれる不飽和脂肪酸などのすぐれた健康効果を発揮する脂質なども酸化させ、細胞や血管を老化させてしまいます。食物繊維
食物繊維は胃の中で消化・吸収されずに小腸から大腸まで運ばれます。 腸内の乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を増やし、お通じに欠かせない整腸作用が期待できる栄養素で、アーモンドにも豊富に含まれています。 便秘などを改善する整腸作用以外にも注目すべき健康効果として、生活習慣病の改善・予防などもあげられます。血液中のコレステロール濃度を低下させ、食後の急激な血糖値の上昇を抑えてくれます。ビタミンB2
ビタミンは、からだのあらゆる機能を正常に保つために不可欠な栄養素です。中でも、アーモンドにも含まれるビタミンB2は、水溶性で血液中に溶け込み、さまざまな働きをサポートしています。 タンパク質や糖質、脂質などの代謝を助け、エネルギーに変換する際にも重要な役割を果たします。皮膚や粘膜、髪や爪などを健康に保ち、細胞の再生を助けるほか、脂質の酸化を分解・消去させ、生活習慣病の改善・予防にも力を発揮します。ミネラル(カルシウム・カリウム・マグネシウム・鉄分)
ミネラルは、からだの機能調整や維持に欠かせない栄養素であると同時に、からだそのものを構成するためにも必要な成分です。私たちのからだは、酸素、炭素、水素、窒素の4元素と、それ以外のカルシウム、カリウムなどのミネラル(無機質)で作られています。 ミネラル成分は、微量ながらもそれぞれが影響し合いながら働くため、バランスのよい摂取を心がけることが大切です。 アーモンドには、からだに必要なカルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄分などのミネラル成分が豊富に含まれています。アーモンドの栄養素の吸収を効果的にアップするには?
ビタミンやミネラル、食物繊維や不飽和脂肪酸など、からだに良い栄養素がたっぷりつまったアーモンドですが、食べ方次第ではその健康効果をさらにアップさせることができます! それぞれの栄養素の働きを補い合う食品と組み合わせて食べてみるのもおすすめです。 例えば、ビタミンEは脂質の一種で、同じ脂質と一緒に摂取することで、からだへの吸収率も高まります。ダイエット中の人必見!GI値とGL値
ダイエットに関心の高い方なら、GI値という言葉を耳にしたことがあると思います。 GIとは、グリセミックインデックス(Glycemic Index)の略で、 糖質摂取後2時間の糖質吸収率を数値化したものです。 炭水化物50gを含む食品を摂取した場合の糖質吸収率を、ブドウ糖のGI値100に対して相対化し、55以下のものを低GI食品、56〜69までのものを中GI食品、70以上のものを高GI食品と位置付けています。GI値が低いほど、消化吸収がおだやかに行われ、血糖値の上昇もゆるやかです。そのため、肥満対策には低GI食品が推奨されています。アーモンドのとりすぎには注意が必要!
アーモンドにはビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。また、脂質を多く含むためカロリーは高めですが、脂肪や糖の吸収を抑制する働きが期待できるオレイン酸が多く、低糖質な食品です。ダイエット中の人にとっても心強い存在ですが、過剰摂取には注意が必要です。 食物繊維が多く便秘解消にも効果的ですが、食べ過ぎると下痢をする場合があります。 また、ビタミンEは脂溶性ビタミンに分類されます。まとめ
アーモンドには脂質が多く含まれていますが、そのほとんどはオレイン酸やリノール酸など、からだのために積極的にとりたい不飽和脂肪酸です。また、アーモンドは低糖質で、ビタミンEやB2など、アンチエイジング効果をはじめ、肌や粘膜を健やかに保つための栄養素が含まれています。 さらに、整腸作用や生活習慣病の改善・予防にも効果的な食物繊維、からだのあらゆる機能調節やからだそのものをつくるミネラルなど、有益な栄養素がたっぷり含まれた健康効果の期待できる食品です。