いくつ知ってる?ナッツを使用した世界のスイーツを紹介!

更新日:
投稿日:
タグ:
pixta_55220347_M

そのまま食べてもおいしいナッツですが、カリッとした歯ごたえと香ばしい風味はスイーツとの相性も抜群。世界には、ナッツを使用したさまざまなスイーツがあります。世界各国で親しまれてきた歴史あるスイーツに思いを馳せて、旅気分を味わってみるのも楽しいです。今回は、ナッツを使用した世界のスイーツについて紹介します。

ナッツはスイーツと相性抜群

栄養満点なナッツを使ったスイーツは、おいしさだけでなく体にうれしいメリットもあります。ここではナッツを使ったスイーツのメリットを紹介します。

栄養価が高い

ナッツには、体に良い栄養素が豊富に含まれます。普段の食事で不足しがちな栄養を補いたい方やダイエット中の間食にも最適な食材です。

アーモンドやクルミなどさまざまな種類があるナッツですが、それぞれ含まれる栄養素や特徴が異なります。複数のナッツを組み合わせたスイーツを食べることで、効率よく栄養補給できる点も魅力です。

健康・美容効果を期待できる

ナッツを食べることで、健康・美容効果を期待できます。ナッツにはビタミンEを豊富に含むものが多く、体内を酸化から守り細胞の健康維持をサポートする「抗酸化作用」が期待できます。また抗酸化作用により、乾燥やシワ、シミ、たるみなどの肌トラブルを防ぎ、若々しい美肌を保てるでしょう。

さらに、腸を刺激して便通を促す不溶性食物繊維も豊富なため、腸内環境を整えることにも役立ちます。


世界の定番ナッツスイーツ5選

日本でも知名度の高い、世界の定番ナッツスイーツを5つ紹介します。

  • 【ドイツ】シュトーレン
  • 【アメリカ】ピーカンパイ
  • 【シチリア】カッサータ
  • 【フランス】フロランタン
  • 【イタリア】ドラジェ

【ドイツ】シュトーレン

シュトーレンとは、クリスマスの前に食べるドイツの伝統的なパン菓子です。地域やお店、家庭によって詳しい作り方や材料は異なりますが、一般的にはバターをたっぷり入れた生地に、洋酒に漬けたドライフルーツやナッツを練りこんで作ります。

シュトーレンは日持ちするように作られており、日が経つごとにドライフルーツの味が生地に染み込み味わい深くなっていきます。クリスマスの4週間ほど前から少しずつ切り分けて食べることで、味の変化を楽しめる点も魅力のひとつです。

【アメリカ】ピーカンパイ

ピーカンパイとは、感謝祭やクリスマスによく作られるアメリカの代表的なパイです。ピーカンナッツとコーンシロップを材料として作るシンプルなパイで、濃厚な甘さが特徴です。他のナッツと比較しても脂肪分や糖質を多く含むピーカンナッツは、砂糖と組み合わせることで絶妙な甘さとなりスイーツにはぴったりです。

【シチリア】カッサータ

カッサータは、正式には「カッサータ・シチリアーナ」と呼ばれるイタリア・シチリア島の伝統菓子です。近年では日本でも、レストランやカフェなどのデザートやコンビニスイーツとして販売されており、人気が高まっています。リコッタチーズや生クリームを混ぜ合わせたクリームに、ナッツやドライフルーツ、チョコレートなどをたっぷり混ぜ込んで冷やし固めて作ります。いわゆるアイスケーキのようなスイーツです。

【フランス】フロランタン

フロランタンとは、サブレ生地の上にキャラメルでコーティングしたスライスアーモンドなどのナッツ類を乗せて焼き上げたフランスの焼き菓子です。「フィレンツェ」という名のフランスの町が語源と言われています。ドイツでは「フロレンティーナ」と呼ばれており、日本はもちろん世界中で愛される焼き菓子です。サクッとしたサブレの食感とバターの風味、キャラメルでカリカリになったナッツがよく合います。

【イタリア】ドラジェ

ドラジェとはアーモンドを砂糖でコーティングしたお菓子で、結婚式のプチギフトとして親しまれています。アーモンドはたくさんの実をつけることから「子孫繁栄」を表し、ヨーロッパでは古くから結婚式や誕生日、出産といった祝い事の際に贈られます。

英語では「ヨルダン・アーモンド」。語源は2説あり、①ヨルダン<庭園、②ヨルダン川だそうです。

ドラジェの発祥はイタリアのシシリー島と言われており、元々はハチミツを使用していたそう。13世紀頃にフランスで現在の形のドラジェが広まったとされています。


いくつ知ってる?世界のナッツスイーツ8選

世界には、まだ日本ではあまり知られていないおいしいスイーツがたくさんあります。世界のナッツスイーツをもっと見ていきましょう。

  • 【フランス】ブレダラ
  • 【フランス】プラリーヌ
  • 【イギリス】ベイクウェル・タルト
  • 【イタリア】ビスコッティ
  • 【スイス】エンガディナー・ヌストルテ
  • 【トルコ】バクラヴァ
  • 【トルコ】ターキッシュデライト(ロクム)
  • 【ジョージア】チュルチヘラ

【フランス】ブレダラ

ブレダラとは、クリスマス前の待降節の時期に作られる小さなビスケットのことです。フランスのアルザス地方では、クリスマスが近づくと家庭でブルデラを作る伝統があります。クリスマスマーケットにもよく並び、クリスマスに欠かせないお菓子です。レシピは家庭やお店によってさまざまで、バター、シナモン、アニス、クルミ、ヘーゼルナッツなどがよく使われます。

【フランス】プラリーヌ

プラリーヌとは、フランスで17世紀ごろに生まれて以来、長く愛されるコンフィズリー(砂糖菓子)のひとつ。アーモンドにシロップを絡めて加熱し、表面をキャラメリゼしたシンプルなお菓子です。カリカリと香ばしいキャラメルとナッツの風味が楽しめます。プラリーヌを砕いたものは「プララン」、さらにペースト状にしたものは「プラリネ」と呼ばれ、製菓材料として使われます。

【イギリス】ベイクウェル・タルト

ベイクウェル・タルトとは、イギリス・ダービシャー州の「ベイクウェル(Bakewell)」という町で生まれた伝統的なケーキのひとつです。タルト生地にラズベリーなどのジャムを塗り、アーモンドプードルで作ったフィリングを載せて焼き上げます。素朴で飽きのこない味わいで、イギリスでは家庭のおやつとして人気です。

【イタリア】ビスコッティ

ビスコッティとは、ザクザクとした硬い食感が特徴的なイタリアの伝統菓子です。アーモンドなどのナッツ類やチョコレート、イチジクやアプリコットなどのドライフルーツを入れてひとまとめにした生地をオーブンで焼き、スライスして再度焼き上げます。2度焼くことで水分をしっかり飛ばし、独特の歯応えを生み出します。本場イタリアではコーヒーに浸す一般的な食べ方のほか、ワインのお供にしたりアイスクリームやジェラートなどのデザートに添えたりと、さまざまなシーンで親しまれています。

【スイス】エンガディナー・ヌストルテ

エンガディナー・ヌストルテとは、スイスのグラウビュンデン州で生まれた伝統菓子です。たっぷりのくるみをキャラメルと煮詰め、バターを練り込んだ生地で包んで成形して焼き上げます。サクサクの生地とねっとり濃厚なほろ苦いキャラメルヌガーが生み出す、素朴ながらリッチな味わいが魅力です。

【トルコ】バクラヴァ

バクラヴァとはトルコを代表する伝統的なお菓子で、中東・中央アジア・地中海地域などの国でも広く愛されています。パイ生地よりも薄い生地を幾重にも重ね、その間に刻んだクルミやピスタチオ、アーモンド、ヘーゼルナッツなどを挟んで焼き上げます。仕上げにかけるシロップの濃厚な甘さが特徴的なお菓子です。

【トルコ】ターキッシュデライト(ロクム)

ターキッシュデライトとは、有名な映画「ナルニア国物語」の「ライオンと魔女編」に登場したことでも知られる、トルコの伝統菓子です。トルコでは「ロクム」と呼ばれます。砂糖とデンプンをベースに、クルミ、ピスタチオ、アーモンド、ヘーゼルナッツ、ココナッツなどのナッツ類を加えて作るシンプルな練り菓子です。弾力のあるもっちりとした食感と、濃厚ながら上品な甘みを楽しめます。日常のおやつというよりは、手土産やお客さんに振舞うお茶菓子など特別なシーンでよく使われます。

【ジョージア】チュルチヘラ

チュルチヘラとは、子どもだけでなく大人からも愛されるジョージア発祥の伝統的な棒状飴のことです。ロシアやギリシャ、キプロス、トルコなどでも広く親しまれています。カリッと炒めたナッツ類を糸で一列に繋ぎ、小麦粉を入れて煮たぶどうの果汁に浸したのち、天日で乾燥させて作ります。


まとめ

今回は、ナッツを使用した世界のスイーツについて紹介しました。おいしさだけでなく、豊富な栄養素を含み健康にも美容にもうれしいメリットがたくさんあるナッツ。その魅力は世界各国でも古くから知られ、さまざまなナッツを使ったスイーツが生み出されてきました。世界で愛されるナッツスイーツを健康・美容に役立ててはいかがでしょうか。

この記事の関連商品はこちら

この記事を読んだ方におすすめの記事

一覧に戻る

喜界島産のそら豆 創業100周年記念